週刊 あはきワールド 2007年3月7日号 No.26

解剖学的肢位での施術効果に受講者も納得!

第2回あはき師のための在宅ケア実践セミナー開催される

関節リラクゼーションテクニックの創始者として有名な西村久代氏が講師を務める第2回あはき師のための在宅ケア実践セミナー(ヒューマンワールド主催)が2月24、25の両日、東京・新宿区の東洋鍼灸専門学校で開催された。西村氏が「解剖学的肢位」をキーワードに、在宅ケアで欠かせないテクニックの基礎から応用まで、丁寧な指導を行った。

 このセミナーの最大の特長は「解剖学的肢位」の重要性を受講者の体に徹底的に叩き込むこと。解剖学的肢位とは、「寝たきり患者を臥位から座位へ、座位から立位へ、立位から歩行へともっていくにはどうすれば最も効果があるのか」を西村氏が長年研究し続けた結果、たどり着いた肢位で、昨年出された『あはき師のための在宅ケア実践マニュアル』(ヒューマンワールド刊)には、解剖学的肢位が次のように定義されている。

 「解剖学的肢位とは、頭が体の中心線上にあり、肩甲帯が左右対称で水平に横一直線となり、上肢は手掌が前面を向き、下肢は大腿骨から足関節まで平行を保ち、足の第3指が前面を向き、足の中心位にくる肢位のことである」

 最近の西村氏は数年前までと違い、この「解剖学的肢位」をキーワードにその肢位で施術したときと、それをはずして施術したときの違いを細かく指導している。今回のセミナーでも、関節リラクゼーションテクニックや座・シッティングテクニック、ADL訓練など、どの在宅ケアテクニックを用いるときにも、「解剖学的肢位」の重要性を力説していた。

 次回のセミナーは9月15、16日、開催予定(問い合わせはTEL042‐444‐3678まで)。

写真上:仰臥位の寝たきり患者の肩甲骨の下に手を入れるときに用いる手の平返しの術を説明する西村久代氏
写真下:仰臥位での解剖学的肢位。左は骨模型、右は人体(『あはき師のための在宅ケア実践マニュアル』より)

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