週刊 あはきワールド 2007年8月1日号 No.46

筋の縁にある目標のトリガーポイントを
的確にとらえて揉む技術を学ぶ

黒岩共一氏のトリガーポイントマッサージセミナー開催される

初学者のためのトリガーポイントマッサージセミナー(ヒューマンワールド主催)が7月22日、東京都新宿区の東洋鍼灸専門学校第一校舎402号室で開催された。講師は関西医療大学保健医療学部教授の黒岩共一氏。

 黒岩氏はいわずもがな、誰もが認める日本におけるトリガーポイント研究の第一人者である。1986年頃から、鍼灸臨床においてトリガーポイントを用い、トリガーポイントについての実験医学的検索を開始。90年代末に世界に先駆けてトリガーポイント検索法を確立する。そして検索法確立以降に観察したトリガーポイント現象をもとに2000年頃、運動器疼痛メカニズムを背景とする「責任トリガーポイント=発痛部」仮説を提唱し、東西医学の垣根を越えた痛みに関する新境地を開拓したことで知られている。

 今回のセミナーでは、「トリガーポイント(責任トリガーポイント)とは何か」「トリガーポイントマッサージ(責任トリガーポイントマッサージ)とは何か」といった基礎理論からマッサージテクニックの基本(①立ち方②指の入れ方③加圧の仕方と揉み方)、さらには症候別のトリガーポイントマッサージテクニックとして坐骨神経痛を取り上げ、どういう症候のときにどの筋縁にトリガーポイント(責任トリガーポイント)が形成されやすいのか、を解説しながら、目標のトリガーポイントを的確にとらえて揉む技術を、黒岩氏が懇切丁寧に解説および実技指導を行った。

 受講生の一人は「どの筋がどういう状態で付いているのか、体表から観て頭の中で思い描けないと、トリガーポイント(責任トリガーポイント)の位置もわからないし、その場所に指を届かせることもできないことがよくわかった。でも、黒岩先生に手取り足取り指導してもらって、目標のトリガーポイント(責任トリガーポイント)に指が当てられたら、痛みに対する治療効果がきわめて高いマッサージであることが実感できた」と話していた。

 次回の「トリガーポイントマッサージセミナー」は来年1月14日に開催予定(詳細はこちら)。

写真上:「(責任)トリガーポイントとは何か」を解説する黒岩共一氏
写真中:トリガーポイントマッサージテクニックの方法を説明する黒岩共一氏
写真下:目標の筋縁の正確な位置に受講生の指を持っていき、体で実感させながら丁寧に指導する黒岩共一氏



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