週刊あはきワールドへようこそ! 2011年10月19日号 No.253

意識と鍼灸 第31回


鍼灸と意識(その14)

《特別テーマ》現代における健康問題について⑤

東京九鍼研究会 石原克己

12.病の意味・役割・原因・改善

 今回より病の意味・役割・原因・改善に入りますが、これは、患者さん・ヒーリーの身体(オーラ・チャクラを含む)の部位の働き・反応から観察することになります。

 患者・クライアントの身体の部位の異常と身体の機能を照合しますと、多くのことがわかってきます。ここでは『伝統医学のこれから 第1巻』146~149頁および『伝統医学のこれから 第2巻』87~94頁に記載したことをここに引用し、述べていきます。

 人が思いを強くもつと、その意識の指令に従い、体の全細胞は協力して従ってくれます。ここでは、意識に立脚した上で、ルイーズ・L・ヘイ著『ライフ・ヒーリング』(たま出版)に記載された内容、および体の各部位の機能・チャクラの働きを参考にして、私なりに体験して納得したものの中から例を上げて説明していくことにします。

 なお、この分野につきましては、リズ・ブルボー『自分を愛して』(ハート出版)、クリスティン・ペイジ『チャクラ・癒しの道』(サンマーク出版)、常岡一郎『中心百巻』(中心社)なども参考にしてください。

 まず入り口として、考え方を理解していただくため、(1)耳~、(2)膝・脚~、(3)胃~について簡単に述べ、次回よりテーマに沿った形で展開します。

(1)耳(聴力・耳の疾患)
 例えば、多くの人は老化してきますと家族や友人などとのコミュニケーションが面倒臭くなり、耳をそらし、聞こえない振りをしてしまいます。その時、自らの意識という気は、耳から離れます。気と血は相伴って動いていますので、意識の気が耳に傾かなくなりますと、血も耳へ行かなくなり、耳の内部は血行不順を引き起こして早く動脈硬化が進み、難聴になってしまいます。最近は、若い人でも仕事上の人間関係の辛さからコミュニケーションの限界点に達した時、突発性難聴になる方が増加しています。また、家族や知人との会話の中で相手の話を聞くことが辛くなり、怒の気が発生した時、この怒りの気を抑制しますと、耳痛が発生します。これは、怒りの気が痛みにつながる例です。

 ここでは聞くことやコミュニケーションの問題を自分のこととして受け止め、楽な気持ちで耳を傾け、嫌なことも辛いことも、今、「私はこの辛苦痛を体験するチャンスをいただいた」と思うこと、そして、受け止められない自分と相手を受容・許し・愛のエネルギーで包むことで解決します。

 以下、首から上の部位についてポイントを述べますと、「頭」は自分を表現していますので、自分への怒り・罪悪感などを抱いてしまいますと、頭への気の流れが乱れ、頭痛が発生しやすくなります。自らを受容し、許すことで解決できます。

 「鼻」は身近な人と気持ち良くいられないか、表現されない涙・悲しみ・抑圧された怒り等を表現していますので、家族や職場など身近な人に鼻について仕方ない人がいる場合や、涙・悲しみを抑圧する傾向の人に鼻の疾患が発生しやすくなります。

 「眼」は自分の人生を見られるかどうかを表現していますので、自分の過去・現在・未来から眼を背けたくなり、背けてしまいますと、視力障害をはじめとした眼の疾患が出やすくなります。

(2)膝・脚(膝関節・下肢の疾患)
 「膝」は柔軟性、「脚」は前進を表現しています。自らの考え方に固執し、柔軟性を欠いたり、強情だったり、前進への恐れや嫌気を持ちますと膝関節や歩行困難等の疾患が発生しやすくなります。登校拒否や出社拒否による歩行困難等も、その内容への理解・自他の許しにより心の柔軟性を取り戻し、前進への前向きな姿勢をとることで症状は消えます。

 以下、手足に関連するものを少し挙げます。

 「手」は、握り締めることを表現しています。ですから失うことへの恐れ、不安等を持ちますと手首等に障害が出やすくなります。

 「肘」は膝と同様に関節で、柔軟性や方向転換等を表現していますので、強直した考えで一つのものにこだわり過ぎたり、仕事や生き方の転換等にこだわったりしていますと、肘に障害が出やすくなります。

(3)胃(消化器疾患)

 「胃」は食物を受け入れ、消化の役割があります。ですから新しい考えや経験を消化できれば上手くいきますが、消化への不安や恐れを抱いたりしますと、食物を上手く消化できにくくなり、それに伴う胃の疾患が出てくることになります。

 以下、臓腑に関連するものを少し挙げます。

 「腸」は不要物を外に出す役割を持っていますので、食物でも感情でも思考でも、不要物を手放せないでいますと、腸に障害が出やすくなります。これは、不要物を手放せば解決します。また、多くの思いを捨てられず、深い悲しみに苛まれますと、便秘が生じやすく、様々な場への恐れ・拒絶の心が出ますと、下痢が発生しやすくなります。ここでも「手放す」ことや「安心・平和」の心が解決への鍵を握っています。

 「膵臓」は楽しさや甘さを表現しています。ですから味気のない人生や、過去の思いを捨てられないでいますと、膵臓に障害が出やすくなります。これは自己を受容でき、喜びと楽しさに満たされた人生を歩んでいくようにしますと、解決へ向かいます。

 「腎臓」は恐れを表現しています。ですから自らの言動への失敗や羞恥心や周囲からの審判・判断への恐れを抱きますと、腎臓に障害が出やすくなります。安心して物事に取り組んでいきますと、腎機能は良くなってきます。

 「肺臓」は呼吸を通じて、生命の取り入れと放出を行っています。ですから生命を生かすことへの恐れや自由に生きていけない状態が続いたり、悲しみの感情を抑制したりしますと、肺に障害が生じます。素直な感情表現や安心して呼吸していくことで解決してきます。

 「心臓」は愛情・喜びを表現しています。喜びに欠けたり、愛情不足が続いたりしますと、心臓に障害が生じます。喜びと楽しさでもって全身の血液の循環を促していくとよいです。

 「胸」は母性を表現しています。ですから異常な母性を持ったりしますと、胸・胸腺に障害が出やすくなります。幼少時のトラウマも深く関わってきますが、自他をありのまま認め、受容できますと解決します。

 「膀胱」「肝臓」「脾臓」「肛門」…についても同じように考えていくことで新しい視点がみえてきます。また、さらに発展させてチャクラからのアプローチも行うと大きな拡がりが生じます。

 次回より、もう少し具体的に1.意味・役割、2.原因と障害、3.改善法、について述べていきます。

■東京九鍼研究会問い合わせ
E-mail:Tokyo9shin.@yahoo.co.jp

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