週刊あはきワールドへようこそ! 2011年11月16日号 No.257

「遠位置針―患部運動療法」のひとくち解説 第9回


さまざまな痛みを巨刺と繆刺を利用して
「遠位置針―患部運動療法」で治す

西田順天堂内科院長 西田皓一

 身体の異常はどこであれ、巨刺(こし)や繆刺(びゅうし)を利用して痛みを治すことができます。

 巨刺と繆刺とは、共に患側とは反対側に刺針して治療する刺針法です。このような治療方法は、紀元前に著された『黄帝内経・霊枢』の繆刺論に記載されています。

〔巨刺や繆刺の相違点について〕(図1)


              図1
  「繆刺」は、異常が経脈上にない場合に用いられ、患側の左右反対側の経脈以外の部位に刺針すると痛みは軽減する。
「巨刺」は、異常が経脈上にある場合に用いられ、患側の左右反対側(健側)の経脈上の穴位に刺針すると、痛みは軽減する。

 日常の診療の中で、このような治療例にはしばしば遭遇しますので、このような治療方法はきっと役立つと思います。

 このような治療例は、拙著の中にいくつかの例を述べてあります。

 詳細についての理論は、拙著『「遠位置針-患部運動」による疼痛緩和療法』に詳しく書いてありますので、ご参照ください。

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