意識と鍼灸 第33回
鍼灸と意識(その14)
《特別テーマ》現代における健康問題について⑦
東京九鍼研究会 石原克己
13.女性の身体の意味と役割・原因・改善①
女性の身体機能については、脳下垂体、胸乳、子宮、月経、妊娠、膣、性器にまつわることから更年期障害まで、非常に多いです。これら全て、女性原理、女性としての生き方、創造性の受容に関係しています。これから、一つずつ考えていきます。
(1)脳下垂体
これは、脳の下部にあるエンドウ豆大の腺で、第6・7チャクラと関係しているため、脳とスピリチュアルな関連性があります。したがって霊界と物質界のつながりにブロックがあり、人間の神聖面を受け入れられない時に、ここに障害が出やすいです。自分の素晴らしさ、神仏の分神霊が自らの中心にあることを取り戻すことで、脳下垂体の機能は少しずつではありますが良くなってきます。
(2)胸部
女性の中では、胸・乳・胸腺が関わっています。
まず、胸は肩と胃の間にあり、心臓・肺臓・乳・胸腺などが入ります。特に胸部は、家族・家庭の場を表現しているようです。つまり愛の基盤の場です。幼少時、親の胸に抱きしめられたいのにできなかったり、自分が子供を抱き締めるのをためらったり、家族へ奉仕しすぎ、自他への罪悪感を抱いていますと、胸に障害が出てきます。
ハートチャクラという愛の表現に関係しますので、一つは自らの弱さ、欠点、限界などを受容したり、ありのままでいられたり、他者へ無条件の愛を注ぐことができますと胸部のエネルギーは浄化・解放されます。
次に乳は、女性性および乳児とのコミュニケーションと深く関係してきます。異常な女性性を抱いていますと、乳腺に障害が出やすくなります。また、母親になったことに怒りを抱いていますと、乳腺炎を引き起こしてしまいます。
さらに、思春期に発達し、免疫に関して重要である胸腺は、自分を充分愛せなくなっていたり、日常生活の制約から不自由でいたりしますと、ここに障害が起こり、免疫機能が低下してきます。したがってハートチャクラの働きの自らを無条件に受容・愛することで、大きな免疫力を引き出すことができます。
(3)子宮
子宮は、筋肉でできている中腔の器官で、受精卵を着床し、胎児を育み、出産に向けての役割があります。
ここでの障害では、筋腫・感染症・出血・機能障害・内膜症や帯下などがあります。
私達が生活する基盤に、住居が必要です。広い空間で伸び伸びできたり、狭く、しかも物にあふれ息苦しかったり…さまざまな役割を果たしています。
もう一つの側面としては、赤子を生み出せるように新しいものを生み出す役割があります。したがって、子供を持つことへの恐れ・不安や、子供を受容できなかったり自らの可能性に目を向けながらも限界も受容できればよいのですが、自らの意識で制限を加え過ぎたり創造に向けて抵抗したりしますと、子宮の気血の流れに欝滞が生じ、障害が出てきます。
代表的な障害をいくつか考えていきましょう。
まず、帯下です。白から黄白色の液体が分泌されます。中に熱がこもっている場合は黄白色から黄色、冷えている場合は白から透明に近い帯下が分泌されます。
ここでは、性生活への思い込みの誤りがいくつかあります。どちらかといいますと、コントロールしたい人に起こりやすいですが、性生活で自分が相手に利用されているのではないかと思ったり、自らの思い通りにいかなかったりした時、心の中に怒りが生じたり、不安を持ったり、罪悪感を持つため炎症を生み、帯下が分泌されます。男性原理と女性原理の和を大切に、性生活への思い込みを変えていく必要が出てきます。
また、身体は望んでいても頭の理性は拒否している場合もあります。自らの心をよく観察して、心身一如を体験していかれると良いと思います。
次に月経ですが、無月経、月経痛、月経過多…多くの障害があります。
まず、女性性を受容できていないことが根本にあります。その基盤は、誤った女性像や母親を受容できていないことによります。結果としては、女性としての役割を避け、男になりたい、男性への妬み、月経は汚い、穢れている、恥ずべきもの…といった思いなどが挙げられます。したがって幼少時から女性の役割・受容…といったこと、女性の素晴らしさなどを伝え、安心して女性性に感謝でき、男性性を受容できる心を伝えていく必要が出てきます。したがって女性の素晴らしさに怒りをもったりしますと、月経痛を、生きる喜びに欠けたりしますと子宮出血を体験するようになります。
また、子供を失ったり大切な人を失った後、悲しみを反芻したり流産、中絶、養子に出したりして怒りを溜めこんでいますと、命への罪悪感・怒り・悲しみのエネルギーが、命を生み出す子宮へ、筋腫などを発生させてきます。ここで大切なことは、失われた子供や大切な人への執着を手放したり、母親として不十分な自分を許したりできますと、子宮線維の腫瘍は小さくなったり消失の方向へ向かっていきます。
さらに、子宮内腔以外に内膜が生じる内膜症があります。この病から伝わってくることは、仕事や多くの事に関して自分の思い通りにしたい人がなりやすいようです。したがって仕事上では身体をはっても完璧であろうとします。少しでもミスが生じたり、意見の食い違いがありますと、自分を責めたりしますので、完璧主義を止めるか仕事上の人間関係ももう少し楽に出会っていくと良いと思います。
また、こういう性格傾向上、子供を産むことに関しても出産の危険性を考えすぎたり、将来の子供のしつけに悩んだり、誤った家庭教育、経験からくる出産の心配・恐れにより、他の領域に子宮を作ってしまうことになってしまいます。この傾向から脱却するためには、コントロールしている自分や、子供への恐れ・不安に意識を合わせ、内観して女性性の美しさ・素晴らしさに気づかれると良いでしょう。
次回は女性の身体の意味と役割・原因・改善②としまして、卵巣・卵管・不妊症・更年期などに触れていきます。
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