2011年12月21日号 No.261

■震災時に鍼灸マッサージ師ができること その12


災害鍼灸マッサージプロジェクト活動終了報告

災害鍼灸マッサージプロジェクト代表 三輪正敬

<活動終了のご挨拶>

 災害鍼灸マッサージプロジェクト(災プロ)は2011年12月6日に現地活動を終了しました。あらためて、今回の震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。そして、全国から活動に参加してくださった方々、蔭ながら活動を支えてくださった多くの方々、私たちを受け入れてくださった現地の方々、全ての方に感謝申し上げます。

 宮城県岩沼市に始まった災プロの活動ですが、名取市、塩竈市、気仙沼市、石巻市、南三陸町と県内各地へ広がっていきました。連絡先のメールアドレスやブログのURLの中にiwanumaとありますように、当初は1市のみを想定しており、6市町への展開は思いがけないものだったのです。

 被災地においてそれだけ、鍼灸師やマッサージ師が必要とされたということでしょう。また同時に、医療連携の未熟さ、業界の不統一など、私たちの抱える課題も浮き彫りになりました。

 今後、必ず起こりうる災害の時、鍼灸師・マッサージ師が速やかに動くことのできるよう、災プロの活動記録をまとめた書籍を刊行予定です。参考となれば幸いです。

 災プロの活動は終了、解散となりますが、被災地にて、愛する人を亡くされた方の悲しみはいよいよ深く、住み慣れた家を失った方の労苦は依然として続いております。

 「忘れないでください」という言葉を各地でいただきました。関わらせていただいた私たちにできる最後の務めと思います。

被災地の方々と共に苦しんだボランティアの皆さまへの敬意と、
こころをも含めた復興への祈りをこめて
(2011年12月20日)

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三輪正敬(みわ・まさたか)

東京都立大学人文学部心理学科卒業。都立国立高校ラグビーコーチ、心理職などを経た後、東洋鍼灸専門学校入学。2007年同校卒業と同時に東京都調布市にて敬風堂鍼灸院を開院。いやしの道協会にて、横田観風師に師事し、学・術・道を併せた医道の研鑽に励む。共著に『あはき心理学入門』(ヒューマンワールド)がある。


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