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2017年1月18日号 No.506 |
全力で治す東西両医療 第11回 熊本災害支援鍼灸治療に参加して~医師・医大生の感想と、現場でのドクターT~(1)横田啓(2)小沢一世(3)助川礼(4)石川家明 ツイート
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(2)小沢一世:自治医科大学医学部5年 (3)助川礼:自治医科大学医学部4年 (4)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医療研修の会)代表 ![]() ドクターTを終えて 今回は鍼灸師達と一緒に熊本プロジェクトに参加してくれた医大生や医師の感想を掲載させていただきました。同じ医療現場や災害現場に立った彼らが東洋医学や医療にどのように立ち向かっているのかを知ることは、同じ医療者として大変勉強になります。 ■自治医科大学医学部4年 助川 礼こんにちは。自治医科大学医学部4年の助川礼と申します。12月22~24日の熊本プロジェクトに参加させていただいたので、振り返りと感想を述べさせていただきます。 初めて訪れた熊本は、大きく剥げた茶色い山肌が何よりも印象的でした。あの土砂崩れに巻き込まれたらと思うと…ぞっとします。仮設住宅や青いシートで屋根が覆われている家も見られました。 今回私が問診させていただいた患者さんの中には、地震で崩れた石垣の石を積み上げる作業で腰痛を発症した方や、全壊した家の解体作業がようやく一段落つき、疲れが肩こり・頭痛という形で現れた方がいました。地震をきっかけに住民の方々が生活の変化を余儀なくされていること、震災が健康被害に大きく影響を与えていることを実感しました。 今回プロジェクトに参加するにあたっての私の目標は、鑑別に必要な情報を問診で集めること、カルテを読み手に分かりやすく書くこと、プレゼンを聴き手に分かりやすく伝えることでした。問診に関しては反省点だらけでした。久しぶりの頭痛だと患者さんが訴えているのに前回の頭痛がいつだったか聞けず、「起床時から」の頭痛に対して、痛みで起きたのか身体を起こしてから痛みが出たのかなどの発症時の様子を詳しく聞けていませんでした。今後は、患者さんの訴える症状が多くなってもLQQTSFAに基づいた問診を改めて心がけていきたいと思います。 また、次回までの課題として緊急疾患を見逃さないためにred flag signを知り、症状から鑑別疾患を思い浮かべられるように症候学を学んでいきたいです。カルテに関しては、メモを直接カルテに記載できず、治療者の皆さんにご不便をおかけして申し訳ありません。ですが、カルテを書くことに対する抵抗感は前回よりなくなったので、そこは病棟実習を通して成長できているのかなと思いました。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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