週刊あはきワールド 2017年5月17日号 No.522

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.38-2

うつ病に寄り添う鍼灸治療(その2)

~症例紹介~

いやしの道協会会長 朽名宗観 


◎本シリーズの過去File≫≫  見る
 
 今回は、筆者の症例を紹介するが、これによってこの原稿のタイトルを「うつ病に寄り添う鍼灸治療」とした理由を推察いただければ、幸いである。

〈症例1〉27歳、OL(未婚)の過労によるうつ病と自律神経失調症

【現病歴】
 マスコミ関係の仕事で勤務超過と不規則な勤務時間が続き、X年末から会社に行くと下痢、情緒不安定などの症状が出るようになり、鬱傾向が強くなった。精神科を受診すると、過労による鬱病と診断され、X+1年2月から3月にかけての休職を決めた。精神科でパキシルを処方されるが、抗うつ剤への警戒心があり、服用しなかった。しかし、その後も、何もやる気がしない、誰にも会いたくないなどの症状がまったく変わらず、生理も止まってしまったので、別の精神科で弱い精神安定剤の処方を受けた。4月になって、症状が持続したままで仕事に復帰し、会社側も患者がオーバーワークにあったことと高い仕事の能力を認めており、可能な時のみに出社するという勤務スタイルを受け入れ、仕事をしながら療養していくことになった。

 その後、鬱傾向や情緒不安定だけでなく、膀胱炎や蕁麻疹になるなど、今までにないからだの不調も起こり、東洋医学的な治療法を求めて、11月に友人の紹介で当治療室を訪れた。
 

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