週刊あはきワールド 2017年8月2日号 No.532

Dr.シノハラの鍼灸徒然草 第4話

気滞血瘀が原因の生理痛に苦しむ女子学生に対し、別の女子学生に指示して行間と三陰交に瀉法の鍼をさせたら?

九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科 篠原昭二 


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仙骨部がひきつれ、下腹部から大腿前面がしびれます!?

 20歳の女子学生Aは、鍼灸臨床センター実習の最中にもかかわらず、腰殿部をさすり、下腹部を撫で、大腿前面部を摩る? といった行為をしきりに行っていた。臨床実習の最中であり、学生指導や患者さんの治療、学生が行う鍼治療の監督など、忙しさに追われていたが、カーテンから出るたびにくだんの行動を取っているのが気にかかる。

 ペアの先生の指導する学生であることから無遠慮に声をかけるわけにもいかない。しかし、女子学生グループの担当する患者さんの治療が終了して片付けに入り、手持ち無沙汰にしつつ、やはり腰や下腹部を摩る動作を見かねて、「生理痛ですか?」と聞くと、「そうなんです!」とのこと。「自分で鍼をしないの?」と聞くまでもないことを聞いてしまったことを後悔していると、「これ(実習)が終わって帰ったら、三陰交に温灸をしようと思っています」とのこと。「どうして温灸なの?」と尋ねると、「えっ、ダメなんですか?」と。そして会話がこう続いた。
 

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