週刊あはきワールド 2017年8月9日号 No.533

治療家のためのセルフエクササイズ 第16回

再発性の高い足関節捻挫の予防エクササイズ

ATC&鍼灸師 山下貴士 


◎過去記事≫≫  もっと見る
 
 捻挫とは、靭帯損傷を意味します。その中でも、一般的に捻挫といったときに、まず想像するのは足関節捻挫ではないでしょうか。1999年のアメリカの調査によると、1日に発生する足関節捻挫の数は23.000件だそうです。これだけ、一般的な傷害なので、足関節捻挫の後、完全に回復することなく、慢性的に足関節の痛みに悩まされている人も多くいます。人の痛みを対処する治療家にとっても、足関節捻挫後の慢性痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

 足関節捻挫は、慢性化するだけでなく、再発しやすい障害でもあります。「捻挫ぐらいなら我慢してプレーしろ」という声も聞いたことがありますが、とんでもないことです。骨折は、骨がうまく着けば完治しますが、捻挫は、そうはいきません。一度損傷した靭帯は、基本的には瘢痕化して元どおりには治癒せず、強度も落ちてしまいます。また、捻挫は再発を繰り返すたびに、靭帯も弛緩してきます。足首の緩さが原因で、若くして引退したプロサッカー選手もいます。捻挫の再発予防には、損傷した患部周辺の機能を高めるエクササイズリハビリテーションが必要です。

足関節の筋力トレーニング

 足関節捻挫はほとんどの場合、足関節が内反して起こります。そのため、足関節周囲の筋で、捻挫予防に重要な筋は、内反の動きに拮抗する動作を行う筋です。つまり、外反動作を行う筋である長、短腓骨筋と前脛骨筋です。

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる