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2017年9月27日号 No.539 |
治療家のための薬の基礎知識 第9回 患者が服用していることが多い薬剤について~鎮痛剤(1)~千葉大学医学院和漢診療学非常勤講師 和光治療院・漢方薬局 平地治美 ツイート
◎第8回 薬は本来の目的とは異なる場所にも作用する
◎第7回 ポリファーマシー問題
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肩こりや腰痛、頭痛、月経痛、といった「痛み」で来院する患者さんは多いと思いますが、ほとんどの患者さんが何らかの形で痛み止めを使っているのではないでしょうか。 ●痛みについて痛みの原因は大きくいくつかに分類できますが、共通して言えることは「痛みは危険を知らせるサインである」ということです。その危険信号をとりあえず消してしまうのが鎮痛剤です。しかし、痛みが起こる原因が解決されていなければまた痛みは起こります。私たちあはき師が臨床においてするべきことは、痛みの根本原因を解決し、さらには再発をしないようなライフスタイルを指導することだと思います。しかし、痛みが強く眠れないなどの状態になると、自然治癒力が低下してなかなか治らず、精神的にも苦痛が大きくなります。鎮痛剤の役割はそういった苦痛を一時的に取り除きその間に痛みの根本の原因を治癒させる自然治癒力を養うところにあると言えます。しかしそれは緊急時に一時的にする処置です。必要以上に頻繁に、または長期にわたって服用し続ければ副作用が出てきます。 鎮痛剤そのものの副作用もありますが、鍼灸の臨床現場において感じるのは鎮痛剤で痛みを抑えて普段通りに活動してしまい、悪化してしまうというケースが多いことです。痛みがある場合は、基本的に安静が第一です。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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