週刊あはきワールド 2017年10月4日号 No.540

Dr.シノハラの鍼灸徒然草 第6話

(腎臓)結石疝痛の鍼?!

九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科 篠原昭二 


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うっ、腰が痛い!…

 7月28日(金)の17時頃、突然に左の腰部(腎兪の奥の方?)に鈍痛を自覚した。その後、痛みは徐々に広がり、左の腰部全体が鈍く、重苦しく、痛む。体の動きには関連せず、姿勢にも影響されない。また、耐えがたい痛みではなく、かといって気にならないかと言えばウソになる。どうにも中途半端な痛みの種類と程度である。

 痛みの場所と性質から、腎臓結石が落ちて、尿管に陥入したのであろうと考えられた。1時間ほどした頃、痛みはピークになり、絞られるような強い鈍痛に変わった。これは、泌尿器科を受診した方が良さそうだと思いつつ、トイレに立つと、真っ赤な血尿である。さらに、左の腰部から下腹部、ペニスの先端にかけてジンジン、ビリビリとした放散痛まで感じられる。このときには、夕飯時であったが、食欲もなく、やや冷や汗のような時間があり、クーラーの冷気に敏感となっていた(気虚、陽虚の所見でもある)。

 とりあえず、横になって安静にしていたところ、絞るような痛みは緩和して、やや下の方へ移動してきたようである。また、痛み自体も自制内で我慢できないことはない。

救急外来に電話

 とりあえず、時間外の救急外来に電話して、おそらく腎臓結石と思われる痛みが出たと説明したところ、「我慢できないのであれば来てもいいです」とのこと?!

 我慢できないことはないが、痛みは依然として存在する。「すぐ来てください」と言われたなら、躊躇なく病院に行ったと思うが、なんか、来てほしくないようなニュアンスが気にかかる。そこで、脈を診ると、腎の微弦があり、舌は大した変化ではない。腹診では、左の下腹部の軽度の緊張と不快感がある。

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