週刊あはきワールド 2017年10月11日号 No.541

新米鍼灸師の研修奮闘物語 File.6

Resident.SeのBSL(Bed Side Learning) Diary(6)

~運動療法も取り入れよう!~

鍼灸レジデント1年目 平岡遼 


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 急に秋らしくなってまいりましたが、私は1週間半ほど前に帯状疱疹になってしまいました。部位は右のT5~T7あたりの神経で、皮疹は腋窩線上と脊際近くに現れました。臨床現場でも何人か帯状疱疹の患者さんを診ていたこともあり、痛みが出始めてすぐに自分で帯状疱疹だと気づくことができたので、かなり早期から抗ウイルス薬を飲み始めることができました。さらに同僚の先輩方に鍼治療もしていただき、帯状疱疹の疼痛を一度も体感することなく治癒に向かっています。早期の抗ウイルス薬内服の効果と、鍼治療の痛みへの効果を感じた1週間でした。さて、File.3からFile.5まで尿路結石の腰痛についての話でしたが、今回は運動療法について現場で感じたことを書いていこうと思います。

■鍼灸学校では言葉は出てくるけど…

 臨床現場で先生や先輩方の施術を見ている中で早期に感じたことの一つに、患者さんの治療に運動療法をちゃんと取り入れているんだなー、というものがありました。恥ずかしながら、鍼灸学校の授業ではWilliams体操やMcKenzie体操など名前は出てきており知っていましたが、臨床的に使っているという先生の話は聞いたことがなかったのです。そのため国家試験のために名前を覚えるものという印象が強く、内容はあまり理解していませんでした(教えてくださった先生、すみません…)。鍼灸学校時代の教科書やノートを掘り起こしてみると、確かに体操の名前は載っており文献から引っ張ってきたと思しき体操の図はあるのですが、具体的な指導の対象者や目的、指導方法や注意、禁忌などの詳細がないため、実際に使えるという段階には遠いように感じました。授業でも体操の内容にはあまり時間は割かれず、実技に至っては皆無といっていいと思います。

■腰痛に効果があるとされる療法はこんなにたくさん

 今年の2月に米国内科学会から腰痛に対する非薬物療法のレビューが発表されました1)。それによると、以下の療法が慢性腰痛にエビデンスレベル低~中程度で効果があるとされています。
 

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