週刊あはきワールド 2017年11月22・29日合併号 No.547

Let’s はりきゅう遊学 第42話

お灸の祭典(その3)

~炎天下での儀式・灸界七剣~

お灸とハリ治療の専門家 福島哲也 


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 先日、灸法臨床研究会では「深谷灸法初心者講習」と題して深谷灸法の入門基礎講座を行いました(今回は東京・四谷三丁目で開催)が、そのときの施灸実習(足三里または三陰交への施灸)で気になった点を一つだけ……。足三里の取穴法は種々ありますが、膝を伸ばしたままの姿勢で取穴し施灸しているかたが多かったです。

 ちなみに今回は、なんと! 沖縄から遠路はるばる参加された鍼灸学校の学生さん(女性)がいらっしゃいました。裏情報では、彼女の通っている鍼灸学校で教鞭を執っている講師のC先生に「何でも教えてくれるから、たくさん質問したほうがいいよ」というアドバイスをされてきたようです。彼女曰く、「鍼よりも、お灸に興味がある」「沖縄でお灸を広めたい」とのことで、何かしら、お土産を持って帰ってくれればよいのですが、内容が盛り沢山で少し混乱されてしまったかもしれませんね。

炎天下での儀式


儀式会場への案内板
 前回、前々回に引き続き、中国・杭州でのお灸の祭典(第5回国際灸法大会)のレポート第3弾です。

 2日目の正午には、発表会場から少し離れた屋外の別会場(徒歩で5~6分)で頌天火という儀式が行われました。お灸の起源については、下記の『素問』異法方宜論の記載では北方で発生したことになっていますが、古代はさまざまな儀式を行うときには、太陽から火を採っていたようです。純陽の気である太陽の光は神聖であり、鬼邪や疫病を祓ったりする力を秘めていると考えたのでしょう。また、氷製のレンズ(虫眼鏡などの凸レンズと同じ作用)や青銅製の凹面鏡を使って太陽光を集めて、そのときの火種として艾を用いていたようです。
 

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