週刊あはきワールド 2017年11月22・29日合併号 No.547

あはきメンタル~医療コミュニケーション編~ 第12回

臨床実習におけるクリニカル・クラークシップ

目白大学大学院心理学研究科教授 奈良雅之 


◎第10回(奈良雅之・小室聡子)
 開業あはき師が考えるコミュニケーション~後編~
◎第9回(奈良雅之・小室聡子)
 開業あはき師が考えるコミュニケーション~前編~
◎過去記事≫≫  もっと見る
 
 学校教育カリキュラムの改定によって鍼灸師教育においても臨床実習の実施が検討されています。一方、リハビリテーション領域において臨床実習は資格要件として大きな位置を占めております。学生も教員もその準備や実施に時間をかけ、多大な労力が注がれています。

 しかしながら、今日、診療報酬システムが大きく変遷し医療職の業務が増える中、病院等学外実習施設における実習指導者の負担も増加し、実習指導者のきめ細かい指導が難しくなってきました。

 また、学生は実習の成績評価のために複数課されるケースレポートやレジュメの提出に追われ、スキルアップや経験知の獲得が制限されるとともに、実習指導者(スーパーバイザー;SV)との1対1の緊張関係の中で、心身の不調を訴える者も目立ってきました。

 そこで、現在、リハビリテーション領域においても、クリニカル・クラークシップによる実習方法への移行が検討され始めています。

 クリニカル・クラークシップとは、学生が医療チームの一員として実際の診療に参加し、より実践的な臨床能力を身につける臨床参加型実習のことです。

 今回は、リハビリテーション領域におけるクリニカル・クラークシップについて紹介し、その中で求められる医療コミュニケーションについて、鍼灸臨床、鍼灸師教育と関連づけて考えてみたいと思います。

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる