週刊あはきワールド 2017年12月6日号 No.548

つぼつぼ散歩 第77回:要穴の章・その70

輸穴のはなし(戌)

-太渓の主治(2)-

つぼマニア 浦山玖蔵 


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 太渓の主治も、条文数が多い。『甲乙経』では10例、『備急千金要方』は鍼灸巻以外では3例であるが、鍼灸巻中では17例に、『資生経』になると34例にもなる。

10.太渓(つづき)

5)主治概説(つづき)
 『千金』の主治の記載内容では、概ね『甲乙』の主治に準じるものが多いが、巻二十九・灸例第六では、
  •  臂脚・手足なる者は、人の枝幹なり。其の神は五臓六腑に繋かり、血脉に随ひて出で、能く遠近に物を採り、臨むこと深く履むこと薄くして、諸経を養ふ。其の地は狭浅なるが故に灸は宜しく少かるべし。灸すること過多なれば、即ち内に神の入るを得ずして、精神閉塞し、否滞不仁して、即ち臂 挙がらず。故に四肢の灸は、太熟せしむるに宜ろしからざるなり。
     然れども、
    腹臓の内の性為るや五味を貪放して疾を成すを厭ふこと無く風寒 結瘤して水穀の消えざれば、宜しく当に之に熟すべし。然れば、大杼・脊中・腎輸・膀胱の八窌は、三百壮に至る可く、心主、手・足太陽は、六七十壮に至る可く、{足}三里・太渓・太衝・陰陽二陵泉{陰陵泉・陽陵泉}、上・下二廉{上巨虚・下巨虚}は、百壮に至る可く、腹の上・下管{上脘・下脘}、中管太倉{中脘}、関元は、百壮に至る可し。(30)
のようにある。
 

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