週刊あはきワールド 2017年12月27日・2018年1月3日合併号 No.551

治療家のための薬の基礎知識 第12回

患者が服用していることが多い薬剤について

~鎮痛剤(4)~

千葉大学医学院和漢診療学非常勤講師 和光治療院・漢方薬局 平地治美 


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●アセトアミノフェン

 アセトアミノフェンは解熱・鎮痛作用はありますが、抗炎症作用はほとんどないため、NSAIDSには分類されません。1873年に開発されて以来、安全で有効な薬として世界中で広く使われてきました。現在日本では鎮痛剤として処方される80パーセント近くがNSAIDsですが、欧米ではNSAIDsが処方されることは少なく、鎮痛剤のファーストチョイスはアセトアミノフェンです。

 アセトアミノフェンの作用機序は、明らかになっていない部分もあるのですが、脳の視床下部にある体温中枢に働きかけて熱を下げたり、痛みを抑えるとされています。また、NSAIDSと同様にCOX1に作用しますが、胃腸障害のような副作用は少ないため、小児や妊婦にも広く使われます。

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