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2018年2月21日号 No.558 |
全力で治す東西両医療 第22回 ともともクリニック全力カンファレンス中継(11)~内科医が整形外科分野に入ってきた! でも負けない!~(1)荒川和子(2)石川家明 ツイート
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(2)石川家明:TOMOTOMO(友と共に学ぶ東西両医学研修の会)代表 前回は曲泉・陰谷の圧痛情報から何がわかるのかを皆で話し合ってきました。実はこの患者さんは痛みのコントロールが難しい難病の複合性局所疼痛症候群(CRPS:complex regional pain syndrome)でした。難病の痛みに鍼灸が奏効しているのですが、なかなかその事実は医療の世界には浸透していきません。一方で、西洋医学の薬の進化にすばらしいものがあります。今回は、現在のプライマリケアの医療状況のなかで、鍼灸治療の効果はどのあたりに位置づけたらよいのかを考える対談になってしまいました。 ■難病の痛みからして、鍼灸は奏効している荒川前回の症例は48歳の女性で複合性局所疼痛症候群(CRPS:complex regional pain syndrome)の治療で4年前から鍼灸治療をしています。たいへん難しい疾患です。私が先生のところでお世話になってほぼ10年たちますが、同種の疾患を数例治療していますね?
石川ええ、すべて新鮮例ですね。難病指定ですが、初期に鍼灸をすると鮮やかに効いてくれます。ただ、このシリーズの題名のように全力で東西両医学を使った方がよいでしょう。 荒川痛みの激しい疾患ですと、何かそう思えますね。例えば、坐骨神経痛の初発時症例であったり、帯状疱疹で抗ウイルス薬投与が遅れ一面に皮疹が広がり激しい痛みになっている症例などですが、鍼灸単独よりも鎮痛剤投与と組み合わせた例の方が奏功しているように思えます。 石川そうですね。ぼくもそう思います。25年前にあるクリニックに顔を出していたときには漢方薬との併用症例を15年ほど経験してきましたが、鍼単独治療より漢方薬も併用した方が効いていることが分かりました。 荒川痛みの効果ですか? (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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