週刊あはきワールド 2018年4月4日号 No.564

Dr.シノハラの鍼灸徒然草 第12話

手足が痒い!

~手・足少陽経の掻痒を訴えた症例~

九州看護福祉大学鍼灸スポーツ学科 篠原昭二 


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先週ぐらいから手足が痒い!

 82歳、女性。腰痛、膝関節痛を訴えて定期的に来院していた患者さんであるが、先週ぐらいから手足の外側(手は外関周辺、足は殿部から大腿外側部)にかけて、思い当たる原因もなく痒くなり、知らず知らず掻いていた。皮膚科を受診したが、特に病名は告げられることなく、痒み止めの塗り薬と内服薬が処方された。薬を飲んだり塗布薬を塗布するといくぶん痒みは治まるが、完全に止まることはない。しかし、蕁麻疹のような浮腫状の所見は見られず、軽度発赤を認めるのみである。また、下腿外側部に動作時痛がある。腰痛と膝関節痛はずいぶん軽減している。

 手の痒みの部位は外関付近であり、手少陽経上である。殿部から大腿外側の痒みは足少陽経脈上である。また、下腿外側の動作時痛は足少陽経筋病の症状である。

 なお、日常生活では、結構ストレスが多いこと、間食をすることが多いこと、しょっちゅう胃の具合を悪くして、膝関節前面の疼痛(足陽明経脈・経筋病)を訴える傾向が強い患者さんである。

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