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2020年8月12日号 No.677 |
緊急アピール23 COVID-19に対するマスク着用の効果~今一度マスクをつける意味を考える~(1)石川家明(2)木村朗子(3)平岡遼 ツイート
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(2)木村朗子:ともともクリニック院長 (3)平岡遼:ともともクリニックレジデント COVID-19が全世界に広がり日進月歩の研究が報告される中で、新たなエビデンスを反映してマスクに対する見解も変化してきている。感染対策としてはソーシャルディスタンスが最も重要で、マスクはソーシャルディスタンスが保てないときの次善の策であることは変わらないが、今日までのマスク着用に対する見解の移り変わりを見ていくことで、マスク着用がなぜ大事なのか、どういうときに必要なのかを今一度考えていきたい。 ■コロナ禍序盤までは無症状者に対するマスク着用の推奨はなかったCOVID-19患者が現れる以前までのマスクに関する研究報告は主にインフルエンザ、普通感冒などの日常の感染症から、新型インフルエンザやSARSといった流行感染症に対して行われてきた。多くの研究は、マスク着用によって感染者は減るものの統計学的に有意と認められるほどの大きな減少ではなかった。そのため、感染者がマスクを着用することで飛沫拡散を防ぐことは認められていたものの、健常者がマスク着用することによる予防効果は医学的にはわからない、というのが多くの見解であった1)~3)。このような背景から、WHOが2020年4月6日に発表した「COVID-19におけるマスク使用についての助言」の中では、医療用マスクは医療従事者のために取っておくべきで、症状(発熱、倦怠感、咳、咽頭痛、息苦しさなど)のある人だけがマスクを着用するべきと書かれている。それ以外の症状のない市民は、人混みを避け、最低1mのソーシャルディスタンスを保ち、頻繁に手洗いすることと咳エチケットを守ることが推奨された4)。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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