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2020年8月19日号 No.678 |
緊急アピール24 COVID-19時代の熱中症対策について~ユニークな分類表を使う~(1)石川家明(2)木村朗子(3)平岡遼 ツイート
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(2)木村朗子:ともともクリニック院長 (3)平岡遼:ともともクリニックレジデント この時期、発熱をすると新型コロナウイルス感染症か風邪なのか、はたまた熱中症なのかをまず考えなくてはいけません。私たちは、神奈川県・東京都合同災害医療ゼミナール委員会主催で毎月ZOOMによる勉強会を開いていますが、今月8月12日に上記の鑑別を含めた「体温のバイタルサインについて」を皆で勉強する予定でした。が、演者の都合で中止になってしまいました(図1 災害医療ゼミナール)。まさか、熱中症についての講義のその時間にホンモノの熱中症患者さんが発症するとは思いもよりませんでした! 医師は患者さんにつきっきりになり、演題はひとつにして行いました。 ![]() 図1 第7回災害医療ゼミナールポスター ■この頃、救急車のサイレンがけたたましいその日を境に連日熱中症とその手前の症状の方々が来院し出した。クリニックのある橫浜市南区は12日から、この原稿を書き始めている16日まで、最高気温が36℃を越える猛暑日が続いている。一般に気温が高くなると熱中症は増えるが、要因は他にも湿度が高い、日射・輻射熱が強い、風が弱いなどと密接に絡みあっているので、体感温度は発表されている度数よりも高く感じているはずである。これらの要因はいずれも、生体の熱放散の機序を妨げるように作用している。救急搬送される6割が65歳以上の高齢者であり、その発生場所も約4割が住居で起こっている(図2、図3)。非労作性熱中症(古典的熱中症)が多いことがわかる。もう一つの熱中症は、筋肉運動を継続することにより起こる労作性熱中症と呼ばれており、もっと若い世代に多く、勤労時やスポーツ時に起こる。非労作性熱中症も、労作性熱中症も共に暑熱環境下に長く居ることにより起こる。 (続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます) |
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