週刊あはきワールド 2014年11月19日号 No.402

東洋医学・夜話…現代医が見た〔針灸治療の特性〕と、現代社会での活かし方<痛み編> 第9話

針灸治療による「ペイン・クリニック」

西田順天堂内科院長 西田皓一 


◎<痛み編>第4話
 痛みの種類には3つある
<痛み編>第7話
<痛み編>第8話
 
 現在、著者が外来で行っている治療は、痛みを訴える患者にはすべて針灸治療で対応している。針灸治療の応用範囲は広く、お腰の骨に変形がある人、肩が、また脛が痛い人、坐骨神経痛や帯状疱疹の痛み、関節リウマチ、線維筋痛症や硬直性脊椎炎などと難しい病名の人々にも針灸治療は強い鎮痛効果を持っている。世間の人々は、我々日本社会がほんのこの間までお世話になっていた東洋医学の良さを忘れ去っているのである。


図1
 そうだ。現在、著者が外来で行っている痛みに対する治療は、「針灸治療によるペイン・クリニック」(図1)である。また不思議なことに、現代医学の治療を受けていたが「なかなか痛みが良くならないので…」と来院される方々が多いので、針灸治療は現代医学の鎮痛効果よりは強い効果があると思っている。患者の痛みを数多く治療する中で、経験的に得たものである。

 著者の東西医学を併用した臨床体験の中から、一つの診療科目として針灸治療の強い鎮痛効果を利用した、「ペイン・クリニック」を標榜できると考えている。ただあらゆる病気の痛みは治すことができるが、癌、外科的治療が必要な状態は治せない。

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