週刊あはきワールド 2015年1月14日号 No.409

【新連載】気の医学 臨床から診た世界 第1回

冷え子のつぶやき

美的健康サロン 鍼灸希心院院長 安達一彩 


連載にあたって

 東洋医学は、気をベースとした医学です。「冷えや風邪は万病の元」とも言われます。「冷えや風邪」を気というエネルギーから診るとどのようになるのか? 病との関係とは? 臨床に必要な気の感じ方などをこれから連載していくつもりです。まずは、「冷え子のつぶやき」からご覧ください。

第1話 家主さん

 実は私、女の人の中に住んでるの。だから女の人のことを家主さんって呼んでるわ。私の家主さんって、34歳、独身、身長は167センチ、スラッとしていて、口角がニコッと上に向くと、笑顔がとっても素敵な美人なの。

 小学生の頃から、芸能関係の人などからモデルにスカウトされたり、ミスコンテストに誘われてきたわ。

 でもなぜか家主さん、みんな断ってきたらしいの。

 どうしてかと不思議に思っていたら、どうも、子供の時から、胸がいつも苦しくて、人と話したり、会ったりすることができないので、自信が持てなくて、そういう場に行くこと自体が嫌だったんですって。

 「天は二物を与えず」って言うでしょ。家主さんの場合、そういう感じ。

 でも家主さん、26歳の時、猛烈に口説かれて、結婚しようとしたことがあって、結納までいったんだけど、彼が、家主さんの自由を縛るような振る舞いを多く見せるようになったので、嫌気がさして断ったらしいの。なにせ家主さん、自由に生きることをモットーにしているから、無理もないわね。

第2話 冷え子の部屋

 冷え子が、この部屋に住みついたのは、いつ頃のことか、わからないけれども気がついたときにはいたわね。たぶん家主さんの幼少の頃じゃないかしら。

 えっ、その部屋って、どこにあるかですって。そうね。家主さんの恥骨の上あたりじゃないかしら。子宮と呼ばれてるとこらへんね。

 最初の冷え子の部屋は、直径5センチぐらいの空間って感じかしら。初めは狭苦しくして、辛かったけど、この部屋って、不思議なことに冷え子のパワーがつくと大きくなることがわかってから、楽しくなってきたわ。

 ハリーポッターの世界みたいで、自由自在に大きくなって、移動もできるんですの。だから楽しいわ。

 でも、冷え子の意志だけじゃダメみたいで、家主さんの協力が大事ね。

 家主さんが冷え子のパワーが強くなることをしてくれるから大きくなるんですの。だから冷え子って他力本願なの。気楽な人生かもね。

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