週刊あはきワールド 2015年1月21日号 No.410

在宅ケア奮闘記 その97

両下肢の麻痺で寝たきりだったKさんは只今半介助での歩行訓練中!

AZPでのストレッチと痛みの鍼治療が効いた!?

訪問リハビリ研究センター代表 西村久代 


 
 前かがみで歩くKさん(73歳、男性)。介助がないと一人では歩くことができない。腰椎に障害があり両下半身麻痺で寝たきりだったが、5年ほどで半介助だが10mの歩行が可能になっている。

麻痺のため筋肉のコントロールがままならず歩行が安定しない

 ベッド上でウォーミングアップと関節可動域訓練を行った後、座位から立位へのADL訓練を行い、車椅子への移乗を自力でさせてから、別の部屋で杖と私の介助で室内を歩行させるのだが、今でも両下肢は麻痺していて下肢の感覚がない。したがって足が前に出ているのかを確認するためにどうしても自分の足を覗き込んでしまう。

 「何も落ちてないよ。金目のものは落ちてないから下を向くな」と言っても怖いからどうしても下を見る癖は直らない。

 歩行時に頭が前に傾くと重心は足の指にかかり膝が上がりにくく転倒の危険が増してしまう。大腿四頭筋もハムストリングもコントロールがききにくい麻痺の足なので歩行が安定しない。しかも重心が前になると腰が前屈し膝が屈曲してしまう。すると膝折れ現象が起こると転倒の危険性がますます増加してしまう。

 それを防ごうと体を起こすように介助している私が常に頑強であらねばならない。だから私の腕は太いという結果になってしまう。

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