週刊あはきワールド 2015年2月11日号 No.413

気の医学 臨床から診た世界 第2回

片目猿と鍼灸医師

美的健康サロン 鍼灸希心院院長 安達一彩 


“鍼灸医師”という言葉

 「鍼灸師というのは、鍼や灸を製作する者をいい、鍼灸で治療するものは、“鍼灸医師”というんだ。当たり前のことだ。これを自覚しなくてはいけない」と諭すように語ったのは、第4世鍼製作師神戸源蔵先生である。

 それ以降、“鍼灸医師”という言葉は、私の座右の銘になりました。鍼灸治療でも、診断し医療を行い、病を治すものは医師だと信じています。当たり前のことですが、この国では明治時代の初めに、資格を奪われてから100年以上も不正常な呼び方が続いています。

 それはさておき、浅草橋にある神戸鍼製作所へは、1984年の学生時代からよく通いました。特注の金銀の鍼を作ってもらうためでしたが、そこで学んだことはとても多く、エピソードにも事欠きません。その一つをご紹介しましょう。ある日語ってもらった「片目猿」の例え噺は、今でも印象に残っています。

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