週刊あはきワールド 2015年3月11日号 No.417

解剖学に基づくアスリートの身体の見方・治し方 第10回

体幹の運動器疾患へのエクササイズリハビリテーション

~肩こり、腰痛に対する間接的アプローチ:胸郭の呼吸ストレッチ~

ATC&鍼灸師 山下貴士 


体幹とその定義:コアとの部位的な違い

 体幹という言葉を、最近では、一般的にもよく耳にするようになってきました。これは、スポーツの有名選手のトレーナーが、体幹トレーニングということを盛んに言っていることも理由の一つでしょう。解剖的な専門用語の知名度が上がることは喜ばしいのですが、以前より同じような意味で用いられてきたコアという言葉と、意味の違いという点で混乱も生じてきているかもしれません。

 体幹とコアはオーバーラップする意味を持つことも多いのですが、一般的には体幹というと、「四肢と体幹」というように、四肢以外の部分のことを言います。そして、コアというと、その名の通り核になる部分なので、臍下丹田を中心とした横隔膜より下の部分で骨盤底筋より上の部位で腹横筋に「ぐるっ」と囲まれたお腹周りのことです。しかしながら、コアといっても広い意味では、体幹とほとんど同じ意味で用いられることもあるので、混乱が生じているのではないでしょうか。ここでは、体幹というと四肢以外、コアというと横隔膜以下で骨盤底筋より上の部分を意味するということにします。

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