週刊あはきワールド 2015年3月11日号 No.417

気の医学 臨床から診た世界 第3回

断腸の思い

美的健康サロン 鍼灸希心院院長 安達一彩 


 
 「東洋医学が発生した頃、今から5,000年前だと思うが、その頃だって解剖はしたと思う」から伊藤真愚先生の漢方概論は始まった。

 「でも東洋医学は解剖的見地には、立たなかった。なぜだと思うか」と問いかけ「5000年の昔でも、戦争はあったし、武器もあった、刃物もあったから当然、人が死ねば、人間の臓腑や組織細胞をたんねんに調べたに違いない」と続けた。

 「人間の目に見える構造は、すでに知っていたに違いない。でも当時の医師たちは、目に見える肉体だけをみて、病の原因を見なかった。それはなぜだったのか」と繰り返した。「ここに、東洋医学の病理学を知るための例えがある。紹介するので、それぞれ考えてほしい」として「断腸の思い」の由来を話された。

 その要旨は、次のようだったと記憶している。

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