週刊あはきワールド 2015年3月18日号 No.418

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.12-2

腰痛はこう治す!(その2)

~急性および慢性の腰痛の症例~

いやしの道協会顧問、東洋鍼灸専門学校非常勤講師 大浦慈観 


 
 前回は、私の行っている一般的な腰痛の対処法を、養生と治療法の面から紹介しましたが、今回は具体的な症例を紹介して、みなさんの治療の参考にしていただきたいと思います。

【症例1】急性期のぎっくり腰

 私は普段往診しないのですが、どうにも動けない事情がある患者の場合だけ往診することがあります。ある11月の月曜日の朝、知人から往診の依頼がありました。54歳の夫が今朝起きがけにぎっくり腰となり、身動きがとれなくなったというのです。午前中は予約治療でいっぱいだったため午後に往診することにし、何とかベッドで休んでいてもらうことにしました。

 午後に往診すると、患者はベッドに寝たきりで一人では起きられず、トイレに行くのもままならなく、奥さんが介助しながら大騒ぎで行ったといいます。何か負荷のかかる仕事をしたのか尋ねると、「仕事はデスクワークで、先週からずっと腰に重苦しい感じはあったが、休めば治ると思っていた。日曜日に庭木の整理を少しして汗をかいてから、友人とビールを大分飲んで寝た。今までも軽い腰痛になったことはあるが、今回のような激痛は初めてだ」といいます。右手の脈を診ると弦脈で、沈めると関尺の脈がより硬く実していました。
 

(続きはログイン・ご購読後にお読みいただけます)

この記事の続きをお読みいただくためには、週刊『あはきワールド』(有料コンテンツ)のご購読手続きが必要です。

ご購読の申し込み ログイン(ご購読済みの方はこちら)




トップページにもどる