週刊あはきワールド 2015年3月25日号 No.419

あはきメンタル~スポーツ編~ 第15回(最終回)

受傷アスリートの競技復帰支援

目白大学大学院心理学研究科教授 奈良雅之 


 
 本連載ではこれまで、アスリートのコンディショニングや外傷・障害の予防等に関して、主にメンタル面から支援することに焦点をあてて述べてきました。本連載も15回目を迎え、今回で一区切りしたいと思います。このシリーズの最後は、受傷したアスリートの競技復帰について述べてみたいと思います。

 傷害を負ったアスリートは、手術等の治療、リハビリテーション、練習再開などといった段階を経過して競技に復帰していきます。しかしながら、その経過が十分でなければ、復帰が遅れるばかりではなく、復帰後に十分な競技能力を発揮することができなくなります。受傷したアスリートには、回復へと向かう過程で種々の心理的身体的ケアやサポートが提供されます。このうち、競技復帰を目標とした身体的ケア・サポートはアスレティック・リハビリテーションという枠組みでアスレティックトレーナーや医療従事者によって提供されています。その中で、心理的側面のケア・サポートについては重要視されてはいても、十分に扱われてはいないのが現状です。ここでは、受傷したアスリートの競技復帰を促す心理的支援について考えてみたいと思います。

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