週刊あはきワールド 2015年4月8日号 No.421

◎◎はこう治す! 私の鍼灸治療法とその症例 File.13-1

初心者でもできる五十肩の痛みの取り方(その1)

~古典(『明堂経』)から考察する鍼灸治療~

新医協鍼灸部会副会長/関東鍼灸専門学校非常勤講師 手塚幸忠 


 私は経絡治療をベースとして、なるべく古典を参考にしながら治療を行うというスタンスをとっている。今回は古典から考察した五十肩および五十肩様の症状に対する治療法、特に、今ある痛みをいかに取るかという標治法を紹介する。

1.はじめに

 卒業して鍼灸治療を始めると、様々な難題に出合う。ある疾患が治せるようになって自信がついてくると、次になかなか治せない疾患が現れて悩まされる。それが治せるようになると、また次の難題が襲ってくる。鍼灸という仕事はそれの繰り返しだ。

 肩に関する疾患でいうと、卒業して鍼灸院に勤めたり治療院を開業したりすると、肩こりの患者さんは必ず来る。そして、それがある程度治せるようになると、頑固な肩こり、そして次には五十肩の患者さんに直面して悩むことが多い。

 五十肩の患者さんで鍼灸治療院に来る人の多くは、整形外科等ですでに治療をして、それでも良くならず、痛みが辛くて鍼灸に救いを求めて来る。そんな患者さんの痛みや苦しみを少しでも軽減させて、治癒へと導いていくことが鍼灸師としてレベルアップするための最初の関門ではないか。今回紹介するのは、五十肩の患者さんが来た時に、まずは今苦しんでいる五十肩の痛みを軽減させることを目的とした治療法である。

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