週刊あはきワールド 2015年4月22・29日合併号 No.423

活きたツボを捉える切経探穴法 第13回

詳細切経探穴法の実際

~腰殿部の異常と切経探穴法(動画付)~

蓬治療所 戸ヶ﨑正男 


はじめに

 今回取り上げる腰殿部の切経探穴は主として運動器系の機能的な腰痛症を対象にした方法を述べます。腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症等の器質的な腰痛や内臓疾患に伴う腰痛、産婦人科系疾患に伴う腰痛、高齢者の腰痛等については、切経探穴のポイントとツボの出方をあげるにとどめ、詳細は別記します。

1.腰殿部の異常と詳細切経探穴(動画参照)

 腰殿部の異常の切経探穴は、腹臥位で中背部(第7~12胸椎付近)、腰部、殿部、下肢後側、足底部(動画は両手の手技)を診ます。次に側臥位で左右の側腹部、側殿部、下肢外側部を診ます。

 中背部から腰部では、左右交互に切経探穴し、殿部では両手で左右同時に切経探穴します。下肢後側と足底部は初歩段階では左右交互に切経探穴しますが、慣れてきたら両手で左右同時に行います。

 切経探穴を行う際、患者さんにあらかじめ圧痛等の異常感覚があったら積極的に言ってもらうようにしておきます。ただし圧の加減が難しく、中圧、重圧が比較的弱いと圧痛を引き出せないこともあり、反対に強すぎるとどこもかしこも痛いと言われ、有効な圧痛かどうか分からなくなります。特に中圧で何も感じず、重圧になったら突然不快な、過敏な痛みが出た場合は、圧が強過ぎであると同時に正常な場でも出る圧痛だと考えます。場数を踏んで部位ごとの適切な圧加減を体得することが重要です。

 また、同じ手技を何回も繰り返さないことも大事です。切経探穴では正常、異常を分けることが先決で、直感(観)脳を鍛え直感で捉えるのです。何回も手技を繰り返していると分析脳が出てきて直感脳を鈍らすからです。

 切経中では、圧痛などがあったところには印をしておき、この時点では細かく聞かないようにします。

 全ての切経が一通り終わったら、探穴法によって、圧痛 (反応特性)のあったところの状態(形態特性)を調べ(推測も手伝って)、四型分類の何型類か判別します(詳しくは「活きたツボを捉える切経探穴法9‐切経探穴法の概説‐」参照)。
 

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