週刊あはきワールド 2015年4月22・29日合併号 No.423

Let’s はりきゅう遊学 第12話

しつこい咳

~咳による胸痛・お灸の場合・耳の痛み・鍼道発秘より~

お灸とハリ治療の専門家 福島哲也 


 
 4月の初頭(4月2日~4月6日)に、都内で外国人向けの鍼灸ワークショップ(インターナショナル鍼灸ワークショップ、主催:三景)が行われ、私も一部の講義を担当させていただきました。ちなみに、1日目は「脈診」(杉山勲先生)、2日目は「深谷灸法」(新間英雄氏)、3日目は「古代九鍼」(福島哲也)、4日目は「陰陽太極鍼」(吉川正子先生)と「双手の灸」(平戸幹四朗先生)、5日目は「はちょうの灸」(坂本浩一先生)と「ネパール棒灸」(畑美奈恵先生)という豪華な日替わりメニューでしたので、世界各国(オーストラリア・イタリア・フランス・カナダ・インドネシア)から参集された方たちも、日本の鍼灸の多様さに驚かれたのではないでしょうか。

 講師・スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。また、5日間連続で通訳の大役を務めてくれたK嬢には、心より感謝いたします。

咳による胸痛

 ワークショップ1日目の夜に、歓迎懇親会として隅田川で屋形船から夜桜見物をしました。このとき夜風に当たったのが悪かったのか、翌日から少しのどの違和感を感じ始め、徐々に上気道の炎症症状が出始めました。このときは、自分で少商からの刺絡を行いました。

 そして3日目の夜、担当講義が終わった安心感からか、病が内攻してしまったのか咳がひどくなってしまいました。また、夜間に咳が出るとなかなか止まらず、胸骨部に強い痛みが出るようになりました。そこで、少商の刺絡に加え尺沢や膻中付近へのお灸を追加しました。

 4日目の日曜日、本当は家で寝ていたほうが良かったのかもしれませんが、受講者の先生方からのリクエストにお応えしてお昼過ぎから会場に顔を出したのですが、やはり咳が頻繁に出ていました。

 その後、同様のセルフケアを月曜日の夜まで続けてみたのですが、表証の症状(悪寒、発熱など)は取れたものの咳と胸の痛みの改善があまりみられないため、私の駆け込み寺のひとつでもあるI鍼灸院に火曜日の朝に電話をかけ、その日の夕方に予約を無理に入れていただきました。
 

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