週刊あはきワールド 2015年5月20日号 No.426

東洋医学・夜話…現代医が見た〔針灸治療の特性〕と、現代社会での活かし方<痛み編> 第20話

「神経障害性疼痛」は、針灸治療で根治できる

西田順天堂内科院長 西田皓一 


◎<痛み編>第16話
◎<痛み編>第17話
◎<痛み編>第18話
◎<痛み編>第19話
◎<番外編②>
 
 「神経障害性疼痛」は、例えば帯状疱疹後の神経痛、三叉神経痛、坐骨神経痛などである。神経が直接に障害されることによって起こってくる痛みである。この種の痛みには、現代医学での治療が苦手な領域である。針灸治療が比較的奏功する。

 現在では、「神経障害性疼痛」という言葉かよく使用されるようになったので、「神経障害性疼痛」の観点から痛みの治療について説明すると、現代人には理解しやすいと思われる。現在では、このように神経の痛みをひとまとめにして表現されている。

 「神経障害性疼痛」とは、痛みが骨組織や筋肉組織の障害によって起こっているのではなく、神経が障害されて痛みが生じている状態である。

 神経が障害されたために、いろいろな種類の痛みが起こり、そのために人々は苦しめられている。痛みの性質としては「ビリピリと響く」「ジクジクと執拗に痛い」などと表現される痛みである。

 「方々で、いろいろな検査をしてもらったが、“異常はない”と言われた。“しかしそれでも痛みは取れない”」という痛みのタイプである。人の痛みは、血液検査や画像影像では評価できない。

 現代医学は、その痛みに対して鎮痛薬や神経ブロック注射、シップなど対応しているが、これらの治療方法は根治治療ではなく、一時的な「痛み止め」である。だから薬の有効な効果時間が終わると、また痛みが起こってくるのである。

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