週刊あはきワールド 2015年5月20日号 No.426

在宅ケア奮闘記 その101

小さな“痩せマッチョ”、脳性小児麻痺Kくんの闘い

訪問リハビリ研究センター代表 西村久代 


 

Kくんは“痩せマッチョ”

 5歳の患者さんのKくん。担当してから2年になる。未熟児・低酸素で生まれてきたKくんは、背腰部の筋肉が著しく緊張収縮する脳性小児麻痺である。

 脳からの刺激なのか、体を弓なりに反って呼吸も詰まるほど筋肉が緊張収縮をしてしまう。それが数秒から数分に及ぶこともある。あまりにも緊張が強すぎて、半年前には股関節が脱臼を起こしてしまった。

 そのときは股関節の手術と収縮してしまった筋肉を伸ばす手術が行われた。それまでは筋肉が一度収縮をしても抑えることができず、収縮があまりにも強すぎるときには筋弛緩剤を肛門から注入する以外に方法がなかった。Kくんはそのたびに汗まみれになりながら、ひたすら終わるのに耐えていた。

 手術をしてからは酷い収縮は収まっている。しかしとても子供の筋肉とは思えない筋骨隆々の体、“痩せマッチョ”である。

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