週刊あはきワールド 2015年6月17日号 No.430

在宅ケア奮闘記 その102

ああ言えばこう言う患者にへこたれ、「修業が足りない」と反省させられる

訪問リハビリ研究センター代表 西村久代 


へこたれる患者が現れた

 在宅の患者さんを回っていて、どんな患者でもたいていはへこたれない私だが、へこたれる患者が1人現れた。Tさんだ。ああ言えばこう。こう言えばああ。絶対にYesは言わない女性。もうすぐ80歳になる。

 昔は生命保険会社に勤めていて会計を担当していた彼女だが、子宮癌を患い、全摘の手術をしてからホルモンのバランスが大きく崩れ、体調が悪くなり、抗癌剤や副腎皮質ホルモン投与のせいで太り出し、腰椎の圧迫骨折。それに加え、変形性膝関節症、頚椎症、肩関節症。肘関節も手関節も股関節も足関節も何もカニも…。

 一度どこかが痛いとなればそこも、ここも、あそこも。本当にうるさい。だからどこが痛い? とか、辛い? とかは絶対に聞かない。聞いたら、とんでもないことになる。

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