週刊あはきワールド 2015年8月5日号 No.436

東洋医学・夜話…現代医が見た〔針灸治療の特性〕と、現代社会での活かし方<痛み編> 第25話

脊柱(コア)をめぐる静脈系循環障害が、痛みや人の健康(精神的異常、頭痛、後頚部痛、肩こりや腰痛)に大きく関与している

西田順天堂内科院長 西田皓一 


◎<痛み編>第20話
◎<痛み編>第21話
◎<痛み編>第22話
◎<痛み編>第23話
◎<痛み編>第24話
 
 人々は毎日、肩こりと腰痛に悩まされているが、“なぜ、人は肩こりや腰痛に悩まされるのか?”。

 後頚部の不快感、うつ状態、肩こりや腰痛は、背部静脈の循環と大きく関わっていると考えられる。静脈は、動脈と違ってあまり目立たない存在であるが、全身の全循環血液量の75%を占めている。それだけに静脈の循環障害は、身体のさまざまな部位に障害をもたらす。

 ここではまず「静脈」について、その働きを再認識するために、下記の順番で説明したい。

 ①「静脈の流れの特徴」、②「静脈の自律神経支配」について触れ、その後、③「身体のコア(脊柱)をめぐる静脈系循環」について説明する。③では、「身体のコア(脊柱)をめぐる静脈系循環であるバトソン硬膜外静脈叢」という非常にゆっくりとした静脈の流れがあり、その流れが詰まりやすいために、精神的異常や後頭部痛、肩こり、腰痛などに悩まされやすいことに言及したい。このような感じで①~③を説明することによって、身体をめぐる静脈の全体像を把握したい。

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