週刊あはきワールド 2015年8月5日号 No.436

【新連載】動画で学ぶAZP体操 File.1

二段式深呼吸

訪問リハビリ研究センター代表 西村久代 


はじめに

 AZP体操(旧称:ストレスフリー体操)は拙著『あはき師のための在宅ケア実践マニュアル』(ヒューマンワールド刊)で紹介した体操です。

 ストレスフリー体操もなかなかいいネーミングだとは思っていたのですが、あるとき、「AZP」(Anatomical Zero Position,解剖学的肢位)を冠する方がより内容がはっきりするのではないか、という声がどこからとなく聞こえ、それが耳から離れなくなりました。そこで、今回の連載で改名宣言をし、改めて動画で紹介しようと思い立ちました。

 AZP体操はもともとは在宅患者さんが座位で行う筋力強化訓練として考え出したものです。AZPで行うと効果は抜群、AZPをはずすと逆に効果は期待できません。

 ぜひ日々の臨床で大いに活用してもらえれば、と思っていますが、実はこの体操は施術者にもぜひやってもらいたい体操なのです。施術者自身、結構体がゆがんだ人を見かけます。AZP体操で体のゆがみを正すことで、患者さんにも正しいAZPの指導を行うことができます。毎日の臨床の前のウォーミングアップとしてもいいですし、あるいは臨床のあとでもいいですね。

二段式深呼吸の方法

準備:足をAZPにセットする。
背筋を伸ばしそのままで鼻から一度吸い込む。
吸気がいっぱいになったところで手を開き、さらに鼻から吸い込む。
手は開いたまま一度口から吐く。
手を大腿部に戻してさらに口から吐ききる。上体を自然に前に傾けながら吐ききると上半身の緊張がとれリラクゼーションが図れる。

ここがポイント!

肺の仕組みを利用した呼吸筋の運動である。リズミカルに何回か繰り返すとよい。
必ず吸気は鼻で、吐気は口で行うように。鼻で吸い込むことでより胸が伸ばされ開かれてくる。試しに口で吸い込むのと比較してみるとよくわかる。吐くときは口からである。吸いきった呼吸筋の緊張が一気に緩み、さらに吐ききることができる。
解剖学的肢位をはずすと吸い込みきれないのでしっかりとるように。

 では、動画を見ながら、ぜひ一緒にやってみてください。
 

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