週刊あはきワールド 2015年8月19日号 No.438

在宅ケア奮闘記 その104

祝卒業! 歩行困難だったKさんは元気になり、私は御役御免になる

訪問リハビリ研究センター代表 西村久代 


 
 Kさんの施術を始めたのはおよそ1年前の7月1日。声質が低くとても早口で、何を言っているのかハッキリわからないケアマネジャーのHさんからの紹介であった。私も人の事は言えないくらい早口の大阪弁弾丸トークだが声はでかいのでよく通じていると思っている。

 Kさんは82歳の女性。情報をあまり聞けないうちに同行となった。説明するより見てもらった方が早いと判断したようだ。

Kさんの自宅でカンファレンス

 ケアマネジャーが中心となり本人、娘、デイサービスのPTと管理者、福祉用具の業者、マッサージ師の私のメンバーで、自宅で退院後のカンファレンスが開催された。

 Kさんはベッド上、仰臥位で寝ているが肩を上下させながら口でハアッハアッと声を出して呼吸している。私たちは、見ているだけ、聞いているだけで疲れてしまうような全身状態であった。

 呼吸が正常でないのでこちらの質問にはあまり答えてくれない。娘が代わりに説明をしてくれた。医師によると、「血液検査の結果には異常がない。呼吸の仕方の異常ではあるが酸素量も足りているので心配はない。足はいつも浮腫んでいる。足に痛みがあり歩くことは困難である。認知症なのか質問に対して返答がない。安定剤を処方している」とのこと。

 ケアマネジャーが中心になって話し合いが行われたが、とりあえず玄関の手すりとベッドサイドの手すりをレンタルするのと、訪問マッサージをスタートさせるということになった。

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