週刊あはきワールド 2015年10月21日号 No.446

在宅ケア奮闘記 その106

久々のガッチガッチの典型的な四肢関節拘縮患者Sさんの施術を始める

訪問リハビリ研究センター代表  西村久代 


 
 久しぶりに典型的な四肢関節拘縮の患者(Sさん)が訪問のドクターから紹介されてきた。ガッチガッチだ。なぜこんなになるまで放っておいたのだろう。

 答えは経済的理由であった。Sさんは68歳。年齢だけで判断すれば後期高齢者ではないので3割負担。そう思い、経済的な判断で後期高齢者医療制度を利用しなかったのである。

 だが、65~74歳であっても、障害認定を受ければ後期高齢者医療の被保険者資格を取得できる。ドクターから「障害者医療の手続きをして後期高齢者医療制度を利用して正式にスタートしてほしい」と依頼され、「少しでも屈曲がとれて介護がしやすいようにしてやってくれ」と言葉をかけられた。

 そんな感じで、Sさんへの在宅ケアがスタートした。

訪問初日は見学者の多さに緊張する

 これは酷い。枕の入れ方がなっていない。余計に固めて、呼吸がしにくい状態になっている。本人と意思の疎通はできない。延々と「うお~。うお~。うお~」と吠えている。少し触ると「うお~」と牽制を掛けてくる。どこを触っても緊張していく。

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