週刊あはきワールド 2015年11月4日号 No.448

ペーパー鍼灸師“脱出”大作戦 第7回

お金をとるのは悪いこと?

遊心堂鍼灸院 鈴木唯史 


 
 こんにちは、鍼灸師の鈴木です。

 前回は、これから臨床家を目指すペーパー鍼灸師が共通して抱える3つの課題の2つ目についてお伝えしました。

 今回は3つ目の「お金をとる罪悪感」についてです。

お金をとるのは悪い?

 鍼灸師として開業するまでに、起業した経験があるという方はあまり多くはありません。お客さんから直接お金を受け取る経験をしたことがない、という方がほとんどではないでしょうか。

 なので、料金はいくらにすればよいか、患者さんはお金を払ってくれるのか、と不安になるのは当然のことと思います。

 鍼灸施術の料金は、保険の取り扱いをしない実費の場合、1回につき4000~5000円ぐらいが全国的な相場です。地方と都市部では多少の差はありますが、およそこの範囲と言えるでしょう。

 鍼灸師として患者相手に施術をすれば、施術後に料金を頂くことになるわけですが、多くの場合、自分の治療で5000円もとってよいのだろうかと葛藤することになります。

 これは、開業している人の中にも少なからずあって、患者さんからこんなにとったら申し訳ないとか、お金がかかるからまた来てくださいと言いにくい、と感じている方が、実は多いです。

 このように、お金をとることに「負の感情」を抱いていると開業の妨げになりますし、開業してからも絶対にうまくはいきません。

 この負の感情をこじらせてしまうと、せっかく免許を取ったのに家族や友人相手にしか治療ができない、あるいはボランティアでしか治療ができなくなってしまいます(実際にそうしている方も多いです)。

 なぜ、お金を受け取ることに罪悪感をもってしまうのでしょうか。なぜ、鍼灸の施術料金が高いものと思ってしまうのでしょうか。

 それには、主に3つの要因が考えられます。

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