週刊あはきワールド 2015年11月18日号 No.450

【新連載】後頚部を治せばほとんどの病気は治せる 第1話

後頚部に異常を訴えて来院する患者たち

西田順天堂内科院長  西田皓一 


 
 長年、診療に従事していると、色々なことに気づくことがある。その中でも“まあ、何と肩こりや首の後ろに、不快感やこり感を訴えて来られることが多いことか!”。

 患者さんは、私が気軽に刺針療法もしていることを知っているので「先生、頚と肩に、針をして。ここ、ここにもして…」とせがむのである。

 今日も色々とやることは多いのだが 「まあ、これも人助けかなあ」と考えて、気軽に針を刺してやる時が多い。

 すると患者さんは、「先生の薬よりは、針の方が良く効きますね」とおっしゃるのである。褒められているのかどうかわからないが、何はともあれ症状が楽になって喜んでいただければありがたいと受け取っている。

 手術ができるわけでもないし、魔法を使うほどの威力も持ち合わせていないごく平凡な内科医にとっては、このような方法で患者さんに喜んでいただくしか取り柄がない存在である。

風邪の患者

 そう言えば、この間、こんな事があった。風邪を引いたので、「早(はよ)う、ここに針をして!」と患者が騒ぐ。よく聞いてみると、「この間、風邪が治らない時、頚の後ろに針をしたら、コロッと治った」と言うのである。

 今朝は,昨日のゴルフの成績が良くなかったので、少々気が滅入りがちになっていた。しかし仕方がないので、とにかく、針治療をすることにした。患者はもう勝手に俯(うつむ)けにベットの上に横たわっていた。

 はて? この前にはどこに刺したのかなと思い出しながら、頚の後ろをまさぐっていたところ、「そ、そこじゃ。確かにここじゃ」と患者さんは言うのである。
 

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