週刊あはきワールド 2015年12月16日号 No.454

在宅ケア奮闘記 その108

この木なんの木、気になるNさん

あはき師の特性を活かして認知症が遅らせられる手立てを確立できれば

訪問リハビリ研究センター代表 西村久代 


 
 朝早く曲がかかる。特定の患者の着信音を変えている。昔流行ったCMの曲。

「この木なんの木、気になる木。見たこともない木ですから、見たこともない実がなるでしょう」

この音楽が鳴ったらNさんだ。

朝5時や6時に「この木なんの木、気になる木…」で起こされる

 わたしの目覚ましは毎日7時に鳴る。ピアノ演奏の「ねこふんじゃった」。どれだけ遅くまで仕事をしていても、仕事がない休日であっても7時には起きる。

 時たま6時、もっと早いときには5時に曲がかかる。「ねこふんじゃった」じゃない。「この木なんの木、気になる木…」のメロディーだ。夢の中で私は歌を歌いながら考える。

 少しずつ覚醒されていく。Nさんからだ。そして電話に出る。
 

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