週刊あはきワールド 2015年12月23・30日合併号 No.455

Let’s はりきゅう遊学 第20話

ぎっくり腰(急性腰痛)の灸穴

~腹部の穴・足指の穴・小心者の逃げ道~

お灸とハリ治療の専門家 福島哲也 


 
 先日、イスラエルから鍼灸の勉強(各地の鍼灸師の先生のところを訪問・見学)に日本に来たという女性に、いくつかの鍼灸道具とその使い方を披露(紹介)する機会がありました。「この症状(病気)には、どのツボを使うのか?」という質問を受けたのですが、臨床ではどんな治療システム(ソフト)を使うかによっても違ってくるし、患者さんの症状やそのとき身体に現れている経穴反応によっても選ぶ道具(ハード)もツボも異なるのです。彼女が、私の実技をどう解釈し、どの程度理解いただけたかはわかりませんが、楽しいひと時でした。

腹部の穴

 急性腰痛の場合、患部である腰部(背部・仙骨部・殿部を含む)への直接の刺鍼や施灸はせず、まずは遠隔部である手足の穴処へのアプローチをすることが多いです。

 『名家灸選』の中部病の「疝気」の項につぎのような記載があります。疝気とは、急性の腹痛や腰痛(刺し込むような痛さ)のことなので、いわゆるぎっくり腰の治療にも応用可能(もちろん、尿路結石などからくる痛みなどとの鑑別は必要)です。
 

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