週刊あはきワールド 2015年12月23・30日合併号 No.455

AZE SHIATSU(阿是指圧)の神髄 その8

アンバランスの要因②…体の前面、体の後面のアンバランス(4)

~スマートフォン症候群の治療部位(背部)~

日西指圧学院 小野田茂 


スマートフォン症候群の治療部位の列挙(つづき)

3)背部
 背部の施術は、今まで断片的に説明してきましたが、スマートフォン症候群を筆頭に手技療法にとって背部は確かに需要ゾーンの1つです。今回は、重複する部分もありますが、改めて背部について阿是指圧の理論をもとに説明していきましょう。

・背部の施術について
 背部は虚実の理論から考えると実部にあたります。

 患者さんへの治療の現場では、大方の患者さんは、背部の疼痛や不快感を訴えて指圧院に来院します。患者さんの期待感は、痛い部位をタッチングして施術する治療師の手に期待します。そして治療は、背部に時間をかけたミクロ治療を期待します。実際のところ、背部の治療は、虚である体の前部(主に胸腹部)を施術するための補助でしかありません。

 実際の施術で、実部主体の治療は、リラックス、メンテナンスを主体にしたサウナの按摩や何々温泉ランドのマッサージ部門が受け持つ範囲のものと私は解釈しています。

 確かに背部は重要なツボや経絡が豊富に走行しているので、重要部位(ゾーン)であることはいうまでもありません。

 クライアントを納得させて、大満足のサービスを与えるのは治療師ではなく何何屋さんなのです。もう少し強く揉んでと要求されて強く揉む。時間延長といわれて、時間のサービスで稼ぐ。これは治療師ではありません。

 患者さんに合った治療時間(閾値)があります。患者さんに合った圧の強弱があります。へたばらせてもうここまで参った参った、では次の日にメンケンが患者さんを襲います。

 腹八分といわれるように、もう少し強めが、もう少し時間を長くと、患者さんが思うくらいが、一番自然治癒力が発動しやすいのです。刺激量は最小限、効果は最大、これが患者さんを本当に考慮した手技療法(マクロ療法)といえるのではないでしょうか。

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