週刊あはきワールド 2016年1月27日号 No.459

Let’s はりきゅう遊学 第21話

小児の灸法

~『黄帝明堂灸経』巻下・正人形・背人形~

お灸とハリ治療の専門家 福島哲也 


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 先日、久しぶりに小児(2歳の男の子)の治療をしました。主訴は疳の虫と偏食で、首から肩にかけての筋緊張がみられました。下の子が生まれたころ(約3カ月前)から症状がひどく出始めたとのことでした。また、お母さんの実家が大阪だそうで、年末からお正月に帰省したときに実家の近所の鍼灸院で何回か小児はりをしてもらって、しばらくは症状が落ち着いて調子が良かったそうです。

 大阪の鍼灸院では、プラスチック製の鍼具(?)を使って治療をしていたようです。私は腹部に打鍼(非刺入)、首から肩にかけては鑱鍼、四肢と背部は圓鍼を施し、身柱付近に温熱刺激(自作の温灸器を使用)を加え、ごく軽めで治療を終了しました。

 また、その鍼灸院の先生に爪楊枝を10本束ねて皮膚をトントン叩く方法を教わったとのことで、「皮膚が赤くならないところは血流が悪いので、赤みが出るまで刺激してください」と言われたそうですが、もう少し軽めの刺激方法を教えておきました。

『黄帝明堂灸経』巻下

 近年、各流派(大師流・米山式など)の小児はりやスキンタッチなどの非侵襲皮膚刺激の方法が各地で盛んに行われていますが、小児の灸治療(お灸)についてはあまり言及されることが少ないように思います。
 

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