週刊あはきワールド 2016年1月27日号 No.459

あはきメンタル~基礎編~ 第10回

七情について(1)

~感情と認知~

目白大学大学院心理学研究科教授 奈良雅之 


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 七情は「怒」、「喜」、「思」、「憂」、「悲」、「恐」、「驚」の7つで、過ぎると病の原因となる「感情」と位置づけられています。筆者は、心の状態が身体に影響するというこの理論が、現代社会においても、ストレス疾患の治療や予防に大いに役立つのではないかと考え、いろいろ調べていたところ、七情に関する一つの画期的な解釈の手掛かりに中国で出合いました。それは、中国伝統医学において最近誕生した領域である「中医心理学」の中に見つけることができました(中医心理学についての概要は、『あはき心理学入門』第1章でも紹介されているのでご覧ください)。

 筆者は、中医心理学の七情解釈が、中医学のさまざまな理論を認知行動療法などの現代的療法につなげることを可能にするという点で優れていると考えます。

 今回は、感情と認知という視点から中医心理学に準拠した七情の新たな解釈に迫ってみたいと思います。

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