週刊あはきワールド 2016年3月2日号 No.464

【新連載】カイロプラクティック・オステオパシーの臨床応用 第1回

脊柱および隣接組織の診方・治し方(その1)

~胸椎の診方~

ホリスティックヘルス大谷治療室 大谷素明 


連載を始めるにあたって

 著者はカイロプラクティックと鍼灸という二足のわらじを履いています。相容れないようですが、実際は手技療法プラス鍼灸ということで日常臨床の適応範囲が広くなります。一方で治療手段の選択枝が増えるということで、選択枝で迷うことにもなります。選択枝は病態把握ができれば、大体の方向性が決まります。その中で何を使おうかということになるのです。この連載では、カイロプラクティックやオステオパシーの診方や治療の中から、日々の臨床に取り入れて生かしていける知識や技術を扱っていくことにします。

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 今回は背骨を診るときに最も目立つ胸椎についての話からです。

 体表から目立っていて、触れやすいのが棘突起です。鍼灸学校の経穴学の実技授業において、胸椎と初めて向かい合うのは督脈の取穴でしょう。棘間に取穴してそこにシールを貼っていくという作業です。その時に、貼ってみて各シールの間隔が均等ではないことに気づくことはなかったでしょうか。そして下部胸椎では間隔が狭くて棘間が分かりにくくなかったでしょうか。そこの理由を説明していきます。

棘間が均等ではない理由

 胸椎という共通項を持ちながらも胸椎T1~T12までそれぞれが独特の個性を持っています。胸椎をさらに、その形態学的特徴により上部胸椎(T1~T4)、中部胸椎(T5~T8)、下部胸椎(T9~T12)に区分けすることもできます。

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