週刊あはきワールド 2016年3月23・30日合併号 No.467

AZE SHIATSU(阿是指圧)の神髄 その10

アンバランスの要因②…体の前面、体の後面のアンバランス(6)

~腹部の考察~

日西指圧学院 小野田茂 


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 腹部の指圧(按腹)においては、解剖学的所見からの手技療法(指圧)でのアプローチと気の流れの最重要ゾーンが腹部であることを考慮してのアプローチの2つのパターンが考えられます。

 阿是指圧の腹部へのアプローチは、前者の解剖学的所見から入ることをプログラマしているので、そちらから入っていきます。















 西洋人は気の流れの存在に憧れを感じます。憧れ以上にその存在を信じます。気の流れの源は腹部にあると信じる西洋人がたくさんいます。丹田穴を代表とした数多くのツボが腹部にありますが、こちらの手技療法師の多くがその重要穴に気を集中させるとして手掌を当て持続の掌圧を何分も続ける手法をよく見かけます。まさに手当てです。

 単純にお腹が温まって気分が良くなります。腹部の血液循環を確かに良好にさせます。次第には、お腹の奥底からゴロゴロとぐる音が発生し出すかもしれません。特に肝臓部の手当ては非常に気持ちのいいものです。

 お腹一杯に、ノの字を描くように圧を移動していきます。治療師は、無の意識を持ってノの字に手掌部を軽く腹部に接触させて移動します。そして無意識のうちに接触した手掌部が停止したところを実証部と定めて軽圧で持続圧をかけます。実証部に動き(実証部の動きとは、持続圧をかけていると静止状態の接触部に脈のような波動を感じ出します。私はその部分が呼吸し出したといいます。それこそ治療師が感じて解釈できるもので、説明しろを言われても抽象の世界を彷徨う感じで、フィーリングの一言で解釈するのが一番ベターかもしれません)が出たら持続圧を終了します。この方法は、気の世界の治療というより自律神経の副交感神経を優位にする方法の一種で腹部を治療しているのかもしれませんが、気の動きを見ているといわれると患者さんはフンフンと頷かざるを得ない状況に魔法をかけているのかも知れませんが。まさに病は気からの言葉は万国共通のようです。

 それでは、阿是指圧における腹部の基本指圧を進めていきましょう。

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