週刊あはきワールド 2016年4月13日号 No.469

気の医学 臨床から診た世界 第16回

病とは何か

美的健康サロン 鍼灸希心院院長 安達一彩 


◎第15回 気とは何か
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定義

 健康とは、生命と身体維持のエネルギーがスムーズに流れている状態をいい、病とは、スムーズに流れているエネルギーが滞留することによって生ずる。エネルギーが滞留する原因は「冷え、風邪、意識」にある。これらは、粗く、重く、冷たく、滞る性質があり、虚と実に二分離化する。30年の臨床を重ね「冷えと風邪は万病の元」という言い伝えを元に東洋医学の虚実理論を熟考した末にこの見解に至った。

私のバイブル

 私の治療のバイブルは『鍼灸真髄』(代田文誌著、医道の日本社)で故澤田健先生の聞き書きである。ツボの効用、病邪の流れなどをこれで知った。書籍に載っている症例などを元に治療に当たり、その効用の素晴らしさを知り、特に病邪の流れに興味を覚え、この視点で病を解明しようと思った。治療というものは不思議なもので、治せる症例ができたと思うと、次に同じ病名でも治癒できない例が出てくる。何故なのか。そのたびに推論と実証、疑問と発見を繰り返しながら、一つずつ病邪の流れを掴むようにした。

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