週刊あはきワールド 2016年4月27日号 No.471

Let’s はりきゅう遊学 第24話

頑固

~ほんの戯言・アトピー性皮膚炎・肘の痛み~

お灸とハリ治療の専門家 福島哲也 


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 最近のことですが、「どこに行っても何をやっても、良くならない」「この前行った鍼屋では、全身に鍼を100本以上打ってくれたけど15000円も取られた」という首肩こりを主訴とする患者さん(女性・60歳代前半)と、「近くの鍼灸院に行ったらツボ外れの鍼で全く効かなかった」「田舎でかかっていた先生の鍼は、ツラいところのツボに当ててくれて本当に上手かった。こっちに引っ越してきてもらいたいくらいだ」という眼精疲労で目の奥が痛いと訴える患者さん(男性・30歳代後半)に遭遇しました。

ほんの戯言

 私は、患者さんのリクエスト(「ここに鍼を打ってほしい」「もっとたくさん鍼をしてほしい」など)に100%応えることはありません。また、初回の治療は比較的軽めの刺激で様子をみることにしています。上記の患者さんたちもそのように対処したので、次回にお目にかかることができるかどうかはわかりませんが、臨床ではよく遭遇するタイプです。

 どちらも初診の患者さんですが、前者は、誰が治療をしても「ああ、良くなった~」と言わせることは難しいと思います。たとえ、初回で顕著な変化(症状の消失や改善)が出せたとしても、「少ししか鍼を打ってくれないのに、◯◯円も取られた」などと、いつか他院で風潮されるのは目に見えています。また後者は、遠隔部のツボの刺激だけでは「ツボ外れの鍼しか打ってくれなかった」とおそらく満足はしないだろうし、そうかといって後頚部(天柱、風池、柳谷風池など)の生きたツボを的確に選んで得気を起こしたり、目の奥に向けて下手に(本当は上手く)強めに響きを出したりすると「また痛くて下手な鍼を打たれた」とあらぬ疑いをかけられ、彼の「二度とかかりたくない鍼灸師」一覧にランキングされてしまう可能性が大きいです。

 以上、ほんの戯言(というか愚痴)ですが、この春から臨床を始めたばかりの先生たちの今後の参考になればと思います。

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